開発を終えて

ずいぶん、寒くなって冬本番になってきたなぁ~。風邪ひいてへんかぁ?
今、僕はカップコーヒーを片手に、オフィスの窓辺にたたずみ、
ゲーム開発を終えた充実感に浸っている。

空気が澄んでいてオフィスの窓から富士山がきれいに見えている。絵になるで・・・。

なんや、珍しく感傷にひたっとるんかって?
そうやねん。
今回のお題は『開発を終えて』やねん。
なんとも微妙なお題やろ~?
開発を終えると、なんかホッとするやら、しんみりするやら、複雑な気持ちになるねん。

ゲーム開発中は、大勢のスタッフと大騒ぎの日々やねん。
笑いあり・涙あり・ゲキトツありの日々・・・。
特に開発末期は、締め切りまでの残された時間で、ゲームをさらに面白くするための最後の調整とバグつぶしで、連日連夜の追い込みが続く。そして、ついにゲームが完成!

慌しい開発の日々から、解放されてホッとしているねん。
しかーーーーし!
ホッとしていられるのも今のうちやねん。
またもや面白いことを思いついたんや!
これはすごいアイデアやで!。フフフフフフ・・・・。
全世界のキッズを必ずや驚かすナイスアイデアやでぇ。

わおっ!
つい力が入りすぎてコーヒーのカップを握りつぶしてもうた。
雑巾はどこや~。
さあ、床も綺麗になったので、まじめに書こうか。

■もう一つのゲキトツ・ギャラクシーの巻き
さてこのブログで、まだ紹介仕切れていない秘話をお伝えするで。
PR森のきままにゲキトツで紹介したカード。みんなは、ゲットできたぁ?
まだの人は、お店に急いでや!そんじゃそこらのカードやないで。
カードに描かれたモンスターやアイテムを、ゲームの中にインプットすることが出来る、すぐれもんや。かっこええやろ~。

このカード、絵がものすごくカッコええって世界中で、大評判やねん!
モンスターアートは、もちろん日本で描かれている。
実はこのイラスト作成にも涙ありの苦労があったんやで~。

ゲキトツ・ギャラクシーのアートは、日本の漫画やアニメーションのスタイルで描かれとる。そしてモンスターのポーズは、襖絵や掛け軸に描かれている竜や獅子、歌舞伎の見得をヒントにしとる。日本の伝統美術と現在の漫画・アニメ技法の融合がアートスコンセプトちゅうわけや。

このコンセプトで、モンスターの絵が描けるアーティストなんて居るんか?
ただ、絵が上手いだけではあかん・・・。ゲキトツならではの絵が描けるアーティストやないとあかん・・・。アーティスト探しは難航したねん。

そして、ある日、友人でイラストレーターの西田アキシ氏に相談した。
『僕なら、描けるで。』頼もしい一言や。この男、日本美術にもオタク文化にも造詣が深い、この男がまさに適任や!さらに彼の紹介で、凄腕のアーティストのナカシマ氏が加わった。でも、二人だけで描ける数ではない・・・。まだまだアーティストが足りない。
〆切も刻々と迫っている・・・。ピンチや!
そして第3の男、村上氏が登場し大勢のアーティストを集めてくれた。

 

 

最初に描かれた、プロトタイプアート。
この一枚の絵がゲキトツ・ギャラクシー・カードの指標となった。

僕のリテイクの嵐にアーティストたちは、プライドをかけて応えてくれた。
西田アキシ氏、ナカシマ氏が、クオリティをリードしつづけた。
情熱の男、村上氏はアーティストをまとめ、プロジェクトを進めた。

アーティストたちの大活躍で、モンスターイラストは、ついに完成!
その作品はカードとなり、海を越えて世界中のキッズを魅了した。
カードを食い入るように見ているキッズたち。友達とカードを見せ合っているキッズたち。
みんなの情熱で描きあげたモンスターアートは、世界中の子供たちにものすごく喜ばれてるで!

■コマイヌキャップ プロジェクトの巻
ゲキトツ・ギャラクシーを知ってもらうためにワールドツアーをしてきたことは、前回のブログでお話したとおり。ぼくの旅に同行したのが、このコマイヌキャップ!


すごくよく出来てるやろ?PR用の特注やねん。
じつは、このキャップ、凄腕のマスク職人?に作ってもらっている。氏の作品を見たとき、コマイヌでキャップを作ったら面白いと思って、ひとつだけ作ってもらった。
想像以上の出来栄えにうれしくなって、社内で自慢しまくった。それをマーケティングのスタッフが目撃して、イベント用に50個作ってほしいい!って言い出した。

イベントって?ええ~全然時間あらへんやん!まずは、引き受けてくれるか聞いてみる・・・。そしたら快諾してくれはってん!50個やで。しかも手作りやで。
でも、ついに50個が完成し、箱詰めで納品された。箱を開けると、コマイヌがミッシリ詰まっていた!(スタッフ談)
僕は、ちょうどその時、海外出張で直接受け取れなかったんやけど、届いたメールに
『〆切を思うと心が折れそうになったけど、世界中の子供たちが喜んでくれるならって思いながら、ミシンを動かしました・・・。』というメッセージが書かれていた。涙が出るほど感動した。本当にありがとう。

ロス・フロリダ・パリ・ニューヨークのイベント会場で、お披露目となったコマイヌキャップ。イベントに来てくれた子供たちにプレゼントしたら大喜び!
さっそくキャップをかぶって記念撮影している子供たち!一生の思い出になると思う。

■僕は、恵まれとる。の巻き
僕は、ゲキトツ・ギャラクシーの制作を通じて、多くの人に支えてもらってきた。
開発チームの仲間。各国のPR/マーケティングの仲間。ダイナメソッドの仲間。
カードプロジェクトの仲間。書ききれないほどの仲間・・・。
スタッフロールを見ていて、本当にたくさんの人が関わっているビックプロジェクトやと改めて思う。その全員と僕は直接、顔を合わせて話しさせてもらっている。
人生でこんなに多くの仲間が出来ることってあるんやね。ゲーム開発ってええ仕事やね。
僕はすごく恵まれてとるね。みんな、おおきに、ありがとう。

さて、思いついたアイデアを絵にしてみようかなぁ。
僕にできるお返しは、おかしなアイデアで驚かすことだけやからな。
まずは、一番お世話になっとる開発チームを驚かせなきゃな。ふふふふふ・・・。